君と一緒に生きよう  森絵都
約1か月前、友達の飼っていた愛猫が大けがをし、入院した。
私は、直接会ったことはなかったが、ブログでその愛猫の写真を見ることで
不思議と親しみを感じていただけに、ショックだった。
けがをしたという日記を見た翌日に、竹駒さんに「どうか元気になりますように」と
お願いに行き、元気になることを疑わなかった。

しかし、数日後その愛猫は天国へ逝ってしまった。
絶対元気になると思っていたので、そのことをブログで読んだ時、
「なんで?どうして?」という言葉しか頭に浮かばずしばし呆然。
友達のブログにもコメントを残すこともできなかった。
もういないと言う実感がわかず、見なかったことにしよう・・・と
なんとなく事実を受け入れていないまま時間が過ぎていた。

数日前、図書館でいつも読んでいる森絵都さんの新しい本が
たまたま別の本を探しに行ったコーナーの平台に並べてあり、手に取った。
知ったる森さんの本なので、中身をぱらぱらとも見ずに、内容も全く知らずに読み始めた。

君と一緒に生きよう」というその本の内容は、
殺処分される犬猫達とその命を守り繋ごうとする個人や団体の活動、
そしてその犬猫の里親となった方々のことが、ご本人達への取材をもとに書いてある。

犬猫を保護するボランティアがあるということは、私もネット等で見たことがあった。
ずっと前だが、、愛猫と別れを告げたその友達から教えてもらったのだ。
「犬猫をペットショップでは買わないで」とその友達は切実に私に言った。

だから内容は初めて知るものではないので、ショッキングという感想はそれほどないはずなのに、
本を読んでいる途中から、読み終えて、さらにしばらく時間が経ってからも、
涙が止まらず、あまりにも私が号泣するので、オットが子供をあやすように
私の背中をポンポンと叩いて、落ち着かせようとする。

巻末に本の中に出てくる犬たちの写真が掲載されている。
悲しい現実に涙したという部分もあるが、最初、本を読む前にその写真を見つけた時は、
「かわいい~」としか思わなかったその犬達の顔を、読み終えた後再び見たとき、
その幸せそうな表情になんとも説明できない気持があふれて来て涙が出た。

そして、この本を読み終えた時、もうひとつのことに気付いた。
逝ってしまった友達の愛猫は、友達の家で家族の一員として愛され生き、
そして命を終えたんだとやっと理解できた。
この1カ月の私の「なぜ?どうして?」という気持ちに答えをくれた。

ありふれた言葉だが、命について強く訴える本でした。不思議な出逢いに感謝。


    
    君と一緒に生きよう / 森絵都



  
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