大学病院での初診察
始めに行ったA病院から、
セカンドオピニオンのつもりで受けた
B大学病院へ、思いがけなく転院となり
今日が初診察。

担当医の診察の前に若い医師が、
これまでの経過をヒアリングし、
エコー検査をしてくれた。

その段階で、とても詳しく聞いてくれ、
質問もしやすかったので、
エコーしながら、乳頭がんの大きさを
説明してくれた。

左側上部が5×7ミリ、左側下部が4×3ミリ、
右側が転移疑い(A病院医師診断)で、2ミリ弱。

左側の細胞診をしたことを話していたので、
エコー画像を見て改めて、
こんな小さくてよく細胞診ができましたね。と言われた。

私は今日まで大きさを知らなかったので、
そうなんだぁ~と再認識。

その後しばらく待って担当医の診察。
優しそうで話しやすそうな先生。

まずは、先ほどのエコー画像、
それから首周りの触診。
どうやら本当に小さいので、
触診では確認できないらしい。

A病院からどういう説明を受けたかを聞かれ、

(私)
左側は切除、右は切っても切らなくてもいいから、
自分で判断してください。と。

すると、B大学病院の医師の見解も
基本同じだと言う。
ただし、なぜかと言うと…と言う説明が続く。

私の発見されたものは、とても小さい。
さらに甲状腺がんの特に乳頭がんは、
あまり進行せず、ただそこにいて、
ゆっくり成長するか、もしくは
何年もこのままと言うこともありえる。
まれに、未分化がんと言う進行の早いがんに
変わることもあるが、
月単位とかではなく、日に日に目に見えて
しこりが大きくなり、
声がかれてきたり、呼吸がしにくくなったり、
あきらかな症状がでてくる。
だから、私のような状態の患者さんは、
手術を避けたい場合、経過観察して、
明らかな症状が出たら、
すぐに病院に来るように伝えている。
なので、急いで手術をする必要もないが、
気になるのであれば、左側だけ切除を
進める、とのこと。

ちなみに、この医師の説明の中で、
始めてわかったことが、
細胞診ではあくまでも乳頭がん疑いであり、
その確率は8割~9割とのこと。
手術して甲状腺を取り、
その甲状腺を検査して始めて
本当に乳頭がんかどうかがわかるらしい。

だから、この大きさのものであれば、
細胞診はあくまでも疑いでしかないから、
経過観察をして様子を見ることもできる、と。

なるほどと思ったが、その8割9割を医師が
どう思うかで手術の判断がなされている
と言うことも同時に察した。

がんの大きさや、患者の年齢、
周りの臓器への転移なども
条件としてあるのだろうが、

A病院では、8割9割はがんとみなす。
だから手術が必要。

B大学病院では、10割ではないから、
様子を見よう。

と言うことだと理解した。
B大学病院が先だったら、安心して
経過観察したかもしれない。
だが、私はきっぱりと手術を提示した
A病院が先だったので、
やはり左側に関しては手術したいと思っていた。
しかしながら残すか迷った右側は、
経過観察でしばらく大丈夫なんだという、
納得も得られていた。

右側を残し、数年後にがんが成長し、
再手術をするリスクと、
今回甲状腺を全摘するリスクを考えたら、
はるかに後者のリスクが大きいと言われた。

首には色々な神経があり、発声や
呼吸に大切な管があるので、
全摘になると、その部分を痛めてしまう
確率は低いが、ないとは言えない。
左側だけなら、右側を痛めることが
ないので、そのリスクは大きく違う。

しかも、私の場合右側は2ミリ以下。
それを予防的に切るのは、お勧めしないと。

例えば、右側の細胞のところまで、
切ると言うのはどうか、と尋ねる。

手術をすると、切り口が固くなり
後々再手術が必要になった時に、
手術がやっかいになる。
しかも、甲状腺は血だらけなので、
2ミリ以下の細胞を見つけて切るのは、
砂場にある小さな石ころを探すようなもの。
手術としてあまり意味がないとのこと。

なるほど納得。

それに全摘するとホルモンの薬が
必要になるので、私の場合なら
左側だけ切除する方が
あきらかにリスクは小さいとのこと。

後は、日本は比較的残す方向で、
アメリカは全摘と言うスタンダードがあるが、
どちらがどうと言う正確なデータがないので、
文化の違いと思ってもらえばいい、と。

ただしこれは、あくまでも甲状腺の
乳頭がん特有なので、他のがんと
同じように考えないでほしい、と。
性質が大人しく、転移しにくいからである、と。

私が聞きたかったことは
全て丁寧に説明してくれたので、
すっきりした。

その上で、左側の手術をお願いした。
すると、突然。

それで、なんでうちに転院したの?
と、私に質問。

(私)
手術で右側を残した場合、
今後、経過観察が必要になるかと思い、
大きな病院の方が安心かと思っていた時に
こちらからセカンドオピニオンでも、
外来受診でもいいと言われたもので…。

(医師)
A病院も大きな病院なんだよ。
うちも先生に頼むことあるしね。
手術はA病院ではダメなの?

その後話を聞くと、
B大学病院では手術の空きがなく、
手術の予定を立てることができないらしい。

これは、手術経験のある叔母から聞いていた。
大学病院の場合、かなり待たされたり、
手術できないこともあるよ、と。

すかさず、私はそういう返事の場合、
予め考えていた質問をした。
C病院は紹介して頂くことはできないか、と。

A病院が腕がいいらしいことは
わかったが、今後の経過観察を考えると、
やはり意思疎通がしずらい
A病院での手術は私には難しい。
…とは言えないので、

最初に病院を探していた時に、
A病院か、C病院かどちらかと思っていて、
どちらも家からは近いので、
とりあえずA病院に行ったが、
やはり今後の経過観察を
考えると、C病院がいいのですが…。
と、答えになってない答えを言った。

ちなみにC病院は甲状腺手術実績が多く、
B大学病院の提携病院なのは知っていた。

すると、あまり疑問も持たずに、
C病院なら紹介できますよ。と二つ返事。

すぐに手術受け入れ可能かどうかの
電話を入れてくれ、
一番早くて9月の頭なら空いているので、
予約していいか、と。

お願いします。

と言う訳で、病院を転々としたが、
来週C病院に正式に手術のお願いに行き、
9月に備えることになりそうだ。

B大学病院の先生は、うちで
手術できなくてごめんね的な
雰囲気だったが、
C病院は家から通いやすく、
しかも、スムーズに紹介してくれ、
何よりセカンドオピニオンではなく、
ちゃんと診察して丁寧な説明を
してくれたことは、感謝以外ない。

B大学病院でも深々とお礼の挨拶をして帰った。

ちなみに、帰り際先生が、
私が決心してるから言うけど、
いつか手術をしなければならないなら、
若いので、今手術することはいい選択だ、と。

もっと年を取っていて、
手術のメリットが感じられなかったり、
手術自体に迷いがあるなら勧めないが、
私にはおそらくしっかり考えた上で
決心したように見えるから、
それならば、今がタイミングだよ、と。

尚更、自信がついた。

病院を転々として、
うまく歯車が回らないことも想定して、
病院捜しをしたが、
私の場合なんとかなっているようだ。

最悪の場合、転々としたが故に
どこからも嫌がられて、
病院捜しがうまくいかないことも
考えていた。

ラッキー星人の運がまだまだ
なんとかあるらしい。

来週C病院でもきちんと自分の意思を伝え、
今度は手術や、術後についての
質問をしっかり頑張らなくては。

それにしても。
自分で、決めたこととは言え、
毎回何時間も待ち、
新たな医師と対面するのは、
正直すごく神経を使い、疲れる。

気分は軽くなったが、
身体は、ちょっとぐったり気味である。



えっと。
ちなみに、このような病院選択や
私のいきさつは、あくまでも私を
診断してくれた病院との
やりとりの上でのことなので、
もし、参考になさって下さる方がいらしたら、
ご自身の病状を医師としっかり相談の上で、
あくまでも私は参考の一例とお考え下さい。

一例として、何かのお役に立てれば幸いです。

結果的に、A病院で納得していれば、
手術すること自体は、同じだったとも
言えるので、そこは自分の価値観を
持って判断されることをお勧めします。




  
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