スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


手術の1日
身体中の管が外されたおかげで、
ますます身体が自由になり、
はやる気持ちを抑えて
安静にしている私です。

さて、手術後から私のそばを
片時も離れず、どこに行くにも
必ず一緒だった点滴を吊るすコロコロ。
私の喉のドレーンから出る血液などを
受けるタンクをぶら下げていた。

私の喉からのドレーンが1.2メートル
ぐらい出ているが、外れないように
寝巻きに貼り付けてあったので、
私の身体から点滴コロコロまでの
余裕分は実質40センチほど。
だから、最初はコロコロの存在を忘れて
少し身体を動かすと、ドレーンが
突っ張ってしまって慌てていた。

寝る時もぴったりとベッド脇に置き、
トイレも必ず先に入れて待たせていた。
24時間いつも一緒。
点滴コロコロから、テンコロくんと
名付けて、次第に相棒に思えてきた。

しかし、別れはやってきた。
ドレーンを外されたら、
私とテンコロくんをつなぐものはない。
すっきりした一方で、何やらさみしい。
ありがとうテンコロくん。
いったい何の話やら。

さてさて。
手術当日の続きです。
手術は午後の予定。
昨夜ぐっすり寝て、寝起きは爽快。
朝起きて、固形物は禁止だったが、
午前中しばらくは
糖分のない飲み物OKの指示。

閃いた。

朝早くならブラックコーヒーを
もしかして飲めるんじゃないだろうか。

朝の看護師さんの訪問を待ちわびて
聞いてみたら、1杯だけなら良いと。
すでに準備を済ませていた私は、
「では、1階まで行ってきます!」と、
コンビニへ珈琲を買いに向かう。

自前のタンブラーに珈琲を入れ、
朝の優雅なひと時。
緊張のせいか数日便秘ぎみだったので、
もしや珈琲で出るかもと言う
期待もあったりする。

ちなみに結果から言うと
術後もしばらく便秘だったが、
今回の手術に腸は関係ないとのことで、
特に下剤などは出されなかった。

手術が午後になるので、
脱水症状になるといけないからと、
飲める時間ギリギリまで
常温の水をちびちび飲み過ごす。

手術予定1時間半前、旦那が到着。
緊張からか少しこわばった顔。
私は朝から読んでいた本を
ベッドに寝っ転がって読み続ける。

看護師さんが迎えに来た。
手術室までは看護師さんと歩いて行く。
病院の寝巻きで、下着はパンツだけ。
靴下も脱いで時計やピンや指輪は外す。
準備はすでにできていた。

旦那も一緒に手術室前まで歩く。
ドアのまえでお別れ。行ってきます。
笑顔で手を振って手術室の中へ。

がんばってくる。

手術室に入ったら笑顔でスタッフさんに
挨拶しようと決めていた。

よろしくお願いします。

笑って一人一人の顔を見て挨拶。
スタッフさんから返ってくる
よろしくお願いしますも、
マスクで目しか見えないけど笑顔だった。
和やかな雰囲気の手術室。

上着を脱いで手術台に横になる。
バスタオルのようなもので身体が覆われる。
点滴の針の準備。
きき手と反対の左手に針を刺す。
新米ちゃんだったか、針がずれて失敗。
右手でもいいかと聞かれ、いいですよ。
今度は熟練さん。一発で入った。
何事も経験だ。
新米ちゃん、次はがんばれ。

後はプリン、プリンのおまじない。

酸素マスクが口元に来たら、
点滴から麻酔入ります~の声で、
生暖かい感じが腕から伝わったと
思った数秒後に意識はなかった。

手術は予定時間より早く終了。
順調に終わったらしい。

私の名前を呼ぶ声がする。
夢を見ていて、まだ目覚めたくなく、
呼ばれるのがうっとおしく感じていた。
何度目かで、はっと気づいた。
手術したんだった。
目が覚めた。
まだ手術台の上。

看護師さん「夢見てました?」
私「見てました」
看護師さん「覚えてます?」
私「内容は忘れました」

私は何か寝言でも言ったのだろうか、
冷や汗。

意識が戻ると、身体中が熱い。
今がパンツ一丁なのは、
腕に素足の太ももが触れてるのでわかる。
身体の上に何かを数枚重ねて掛けてある。

看護師さん「気分は悪くないですか」
私「暑いです」
看護師「痛いところはないですか」
私「暑いです」

病室のベッドに移され、
とりあえずこのまま病室に連れて行くので、
上に掛けているものをどけて、
裸で廊下を通る訳にもいかないようで、
掛けているものをパタパタと
扇ぎながら、病室に到着。

酸素マスクや点滴、心電図、
首のドレーンと身体があちこちに
つながれて身動きが取れない。
旦那がいるのはわかった。
手を振ると、家族に無事の電話しに
部屋を出た。

部屋に入ると汗びっしょりの私の
上に掛けてあった何かをどけてくれた。
たぶん掛け布団だろう。
動けるようになって見てみたら、
手術用の長い寝巻きが一枚
パンツ一丁の身体の上に掛けられていた。

担当医が、摘出した甲状腺とリンパや
脂肪が入ったケースを持って、
「ほら、これがとったやつだよ~」
と、旦那に見せている。
手術は成功しましたから、と
にこやかに退散。
写メを頼んでおけばよかった。
私の甲状腺左側さんよ、
42年間お疲れ様でした、さようなら。

止血剤の点滴が始まると、
吐き気が始まり、数回吐いた。
酸素マスクが吐き気を誘い
うっとおしいが、後1時間は我慢してと
看護師さんに言われる。

我慢我慢。
吐き気は止血剤の点滴が終わったら
おさまった。

酸素マスクが外れ、しばらくしたら、
旦那は夜勤があるので、
明日来るからと、帰って行った。
疲れてるのに大丈夫だろうかと、
管だらけの私はぼんやり考える。

しばらくしたら、意識もはっきりし、
着替えますか?と聞かれたので、
はい、と言って起き上がろうとした。
首が固定され、管があちこちにあって
どうやったら起き上がれるかわからない。
ベッド横の柵をつかんで見て、と言われ、
なんとか起き上がれた。

着替えを手伝ってもらいながら、
新しい寝巻きに着替え気分すっきり。
起き上がったついでに、
水を飲んでみた。普通に飲めた。
ついでにトイレに行ってみた。
一人で出来た。
麻酔が覚めてからだいたい4時間後ぐらい。
大丈夫そうなので、後は自分で水飲んで、
トイレ行っていいですよと、看護師さん。

管で寝返りができず、腰が痛いので、
ベッドに起きててもいいかと聞くと、
問題ないですよ、と。

なんだか思ったより自由にしてて
いいらしい。

気付くと外はものすごい雨と雷の音。
腰は痛く、雷はうるさく、
携帯の緊急速報は鳴り響き、
丸一日ご飯を食べてないお腹まで
ぐーぐー鳴り始めた明け方。

無事に手術が終わったんだなぁ~と
思った夜明けであった。

続きはまた次回。



  
コメント
>KUMIKOさん
はじめまして(^-^)
入院中ですみませんσ(^_^;)
でも、コロコロに共感して頂けて、
ちょっと嬉しいです 笑

がま口だけに限らず、だいたいが
ざっくりした内容なので、
詳しいことがあまりなかったかも…。
何か参考になれば幸いです。


---------- RaRa。. URL│2014/09/15. 15:34 [ 編集 ] -----
はじめまして
はじめまして。
「ビーズ編みのがま口」で検索して、こちらにお邪魔しました。

が、今は入院中でいらっしゃるんですね。
大変でしたね。
でも、術後の様子を見て、安心しました。
と同時に、自分の入院中のことを思い出しました。
2011年1月から3ヶ月、入院していたのです。
同じように、病院内をコロコロ点滴や機械を引っ張って歩いていました(笑)
どうぞ、お大事になさってくださいね!
またお邪魔します。
---------- KUMIKO. URL│2014/09/15. 11:14 [ 編集 ] -----
コメントする









       
トラックバック
トラックバックURL
→http://goyanohi.blog58.fc2.com/tb.php/571-f28901f9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


     

photo by hemitonium.
Template by ICENE

Powered by FC2ブログ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。